Schmitt Flycasting Movie  S-905MD   
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 スタッフのブログ U    2018  9 〜      一 渓


 最近の出来事や、感銘したこと。 これからしたいこ、予定などを記入いたしました。


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 2018 12 10

 昨日、川越のフライフェスタに行ってみた。JCAのキャスティングッ教室が
 思ったより受講者が多くJCAの知り合いに頼まれて手伝わさせていただいた。
 手伝うにあたり大見えを切って「今から3分以内にダブルホールを教える」
 その他5分でタイトループのフォルスキャストを教えるから見ていてほしい!」と言った。
 ダブルホールを初心者が分速でマスターしていく過程を周囲に知らしめる機会だった。

 もっとも、依頼した、JCAさんは当方の動画の分速で初心者がダブルホールから
 30mを投げれるのを見て、いっぱいタレントを抱えて、初心者のふりから
 投げれるまでを演出してるのだろうと思うぐらい誰もがすぐにダブルホールが出来て
 きれいなループで投げれるのが不思議だったそうであり、彼の仲間たちも
 やらせと思わざるを得なかったという。私的には渓流しかやらないとか近くにしか
 投げないからとか言ってもダブルホールが出来ないとラインコントロールや
 向い風のキャストがまともとは言えない。ダブルホールが出来ないなら
 フライはしない方がとも思う。見てすぐわかる上手いか下手はダブルホールが
 出きるか否かである。中には、ダブルホールが出来なくても水面に何度か
 ラインを打ちながら徐々に伸ばしてそれなりに投げるものもいるが
 迷惑極まりない!水面の抵抗で投げてるだけで最近はダブルハンドでも
 見かけられて、それもスペイキャストだと思ってる人もいるみたいである。

 話がそれたが、結局見学の方も10人以上になりピックアップレイダウンという
 「気を付け」スタイルで片手でロッドを上げ下げしていた人を
 端の方から順番に呼んでフォルスキャストをさせながらダブルホールを3分で
 教えた。ダブルホールが出来たと同時に、かなりの北風が吹いていたが
 ウェイトフォワードのラインはロッドティップから10mくらい出した状態で
 前後で風に負けないループのフォルスキャスト。そして場所が狭かったので
 20mほどのシュートを覚えてもらった。
 いつもより、多くの受講者がいるのでフライマンが増えてるのかなと
 思ったが、実は教えた人すべて現役のルアーマンである。
 管理アリアを主体にした話であると推察されるがルアーの片手間でなく
 ルアーは釣れない時間があるので、フライをやりたい。やる以上はちゃんと
 キャスティングを覚えて本物の二刀流でありたいということだった。
 詳しく聞くとルアーへの投資も半端でなく、揃えた道具やフックから
 やめるには惜しいという気持ちである。昔は釣れないルアーマンが
 フライなら釣れると思い、周囲を気にもせず下手なキャスティングで
 フライフィッシングの両刀使いを演じていたが、ルアーも進化してそれなりに
 上手な人が多いせいなのか、フライキャスティングもちゃんとやろうという
 ルアーマンが増えていて結果的にフライフフィッシャーが増えてきてるように思う。
 そのせいか、1昨年あたりに比べて、当方の完成フライは約2倍近く注文が増え
 フライロッドも30%ほど増えた。こちらにロッドを買いに来る人に来ると
 やはり、ルアーをやってるがやめる気持ちはなく、フライも一流になりたいという。
 
 話は戻るが、川越のレッスンでは、もっと多くの方に覚えてもらいたかったが
 こちらの時間の都合もあり、結果的に所要時間、30分ほどで教えれた人数は
 5人、ダブルホールが出来たために、風に負けないでタイトなループで誰もが
 フォルスキャストを楽しんでくれたことが何よりでした。

 話は、戻るが「やらせタレント」でなく見知らぬ初心者が、見てる前で
 あれよあれよという間に一流になっていくのを目の当たりにしたので
 呆然としていたのはいうまでもない。中には我々と遜色ないほどまでに
 きれいなループでフォルスキャストが出来た方もいた。

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 2018 11  27

 FUJIガイドの社員にトルザイトガイドの普及こそが今のミッションだと言われて
 トルザイトが出来るまでの最高性能のガイドのSiCガイドをフライロッドに
 使ってきたパイオニアの当方では賛同せざるを得ない。トルザイトガイドは
 摩擦係数、熱伝導率など数値的なものは、SiCガイドと変わらないが
 軽さが抜群である。同径のスネークの半分の重さであるし、バット部分の
 1部以外はワンフットなので実際のラッピングでさらに軽くなる。
 これは今まで6番ロッドとして作られたロッドに装着することになれば
 ガイドの重さによるロッドの負荷が少なくなるのと曲がりが少なくなるので
 8番ロッドになってしまう状態だ。つまり、ガイドのおかげでロッドが軽く
 なるので従来の4番に装着すれば6番ロッド状態になる。
 
 今回、876をモデルチェンジしたのはオールトルザイト装着で従来の
 876では8番ロッドになってしまうのでブランクを細身にして
 完成品で6番ロッドになるようにデザイン変更した。
 711−3 も同じ理論でデザイン変更をしっかりとした。

 876、711−3 いずれも ガイド変更により、飛距離は10%ほど伸びた。
 また、フォルスキャストの時のラインの擦過音もほとんど聞こえない
 素晴らしいものになった。ライン抵抗がないから飛ぶ!
 だから、ダブルホールも勝手に出来てしまう。当然の理屈である。

 ただ、コストがかかる。1個、うん十円のスネークガイドのようなわけにはいかない。
 素晴らしいのは周知の事実だが、利益重視のメーカーでは思いきれない。
 だから、SiCガイドは百害あって、、、、などと敬遠して
 進歩を拒絶して現状のままで沢山の利益を上げたいのだと思う。
 もっとも、そのような当人も、ある時にわが社のロッドには
 全て、TOPガイドはSiCを装着。バットガイドには2個も
 SiCを奢ってることを自慢していたはずである。
 大事なところは、高性能 SiCガイドと言っていたが
 今は、SiCは百害あるという主張に変わってるのでトップガイドはワイヤーガイド
 バットガイドもSiCをやめて大きなスネークガイドになったのかなと
 思っています

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 2018 10  31

 スペイキャストが流行り出したことにも興味なくダブルハンドロッドをリリースしたのは世間一般より
 はるかに遅れてしまった Schmitt DH ロッド。その大きな要因はフィールドに行っても、湖水に
 立ち込んでもスペイキャストのダブルハンドより先に、Schmittシングルハンドロッドで遠投出来てた
 からであることと、周囲のスペイキャストというものを時々、目にするようになった頃、実はそのラインの
 飛び方や飛距離に感動を覚えるものは何もなかったからである。その頃は、まだスペイも始まりの頃
 だった所為か、ラインがバシャバシャと大きく音を立て飛んで行った先では当然フライラインなのだから
 ライナーで飛んで行くと思いきや先端は空間に力なく潰れて、ライン後端はヘナヘナとフライや
 ラインの先端より先に尻もちを着くように落ちていく。さらにはリトリーブのあとで、途中まで
 ガイドに入ったラインがロッド先端から出ないのか、出せないのか、ロッドを左右に何度も揺さぶる
 始末である。華麗なるものは何もなく、凄いなあ!と思えるものもなく見過ごしてきました。

 ある日、フライのフェスタで会った数人の当方に来たことのあるお客様から懇願されダブルハンドロッドを
 デザインすることとなってしまいました。

 スペイキャストなんてものがまだ知られてない頃にとあるメーカー2社のダブルハンドロッドの製作に
 携わったことがありましたが、恥ずかしながらスペイキャストなど全く知識の外の話でオーバーヘッドの
 遠投ばかり考えてロッドをリリースしました。それからダブルハンドと離れていたので、なんで今さらと
 いう感じでしたが時代の波がそのようになっていたのでしょうか?

 それ以来、考えてもいなかったダブルハンドロッドの台頭に結果的には追従する形になりましたが
 Schmitt フライロッドの基本コンセプトである高価なSiC系のガイドをフライロッドのバット部分から
 先まで惜しみなく使うことで、思ったよりスペイキャストというものがスムーズに出来た。幸いにも
 12フィートの#6番から15フィート10番までのロッドで初心者でもスペイキャスト30mはクリア
 できる仕上がりで、#10番では40mが誰でもクリアできるところに結果的なスタートラインが
 設けられたことは幸運だったと思う。
 
 それから何度か試行錯誤でさまざまな改良を重ねてきたり、ラインを変えたり
 したもののスペイキャストにおいては、特別に上手な人を除き平均的に飛距離というものは
 大きく伸びた感じもしないままに時は過ぎていった。 

 ダブルハンドロッドをリリースしてから6年、最近になってそんな状態を大きく変える出来事があった。
 ブランクの製作工場がフライロッドの製作ラインや機械の入れ替えで1年ほど休んだ後に
 カーボン接着の方法や曽田の改良もあり、ブランク自体の軽さも軽くなったりした。さらには
 カーボン供給メーカーの素材そのものの大きな進化もあり、Schmitt ロッド 全体で
 大きく変更出来たことや、一部テーパーデザインやガイド位置なども見直して再チャレンジ出来た
 ことで、Schmittダブルハンドロッドのスペイ距離がキャスティング条件を変えることなく
 10m伸ばすことが出来た。おかげで、13フィート7番、14フィート#8番クラスで
 スカジットヘッドを用いてのシューティングスペイキャストの飛距離50mというところに
 手が届くようになった。以前の30m〜40mの飛距離なら誰でもライン後端からヘナヘナと
 落ちることはなく、直線的なライナーで飛ばせることが出来る仕上がりだ。
 
 スペイキャストの平均飛距離40mで快適な操作性と1日中魚と対峙できる軽快さを
 求めての使用なら、DH1304-7XXがおススメです。30cmクラスの魚と楽しくやり取りが出来て
 上限は70pクラスのレインボーやカラフトマスなどの釣りにも使える強靭さを持っています。

 スペイキャストの飛距離、50mを実現したいなら、間違いなく DH1404-8です。
 オーバーヘッドでは60mが飛ばせます。スペイキャストもオーバーヘッドも
 大きな河川や湖、ソルトや大きなエリアまで多用途に活躍しながらも、他の追従を許さない
 飛距離を実現した最新の Schmitt DH1404-8 がベストです。

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 2018 10  26

 全くの初心者にフライキャスティングを教えた結果、一緒にその方と来られた2人の友達を
 殆ど、最初の10分間で超えてしまった。3人とも当店には初めての方たちである。
 さらに、その1週間後教えた本人が一人で来店。さらに10分ほどレッスンして
 正確なダブルホールを教え、遠投のシュートまで覚えてもらった。
 彼が言うに、先輩たちをはるかに超えてしまったことへの気まずさも残るが
 フライキャスティングはとても楽しいと素直に言ってくれた。リングガイドのロッドの
 凄さも合わせて絶賛!また来るときは6番ロッドで毎回フルラインが出せるように
 お手伝いしたい。

 ■ キャスティング ⇒ 動画 


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 2018 10  22

 管理エリアや北海道での後半の釣りが好調になった所為なのか、ロッドや完成フライの
 注文が多くなり忙しくブログを書く時間も取れなかった。SiCガイドの総代理店の方が
 2人で来られて来年のフィッシングショーは、そのガイドメーカーのブースの中に
 5社が入る形で、本格的にさまざまなロッドのSiCやT-KTTGガイドのアピ-ルを
 する野だろうと思う。こちらも時間が取れればSchmittのSiC製品やT-KTTGガイドの
 ロッドをお披露目したいと思ってはいるが、現在の生産ではこちらでの注文に対応するのが
 精一杯で明確な答えは出ない。さらにはこちらに来られる方の一部がSchmittフライロッドで
 キャスティングを極めるにつけ、SiCやその他の高性能リングガイドの普及で、せっかく
 他の人とは違う突出した飛距離や上手なキャスティング、さらには釣果の向上を
 手に入れたのに底辺からSiCなどの高性能ガイドを使用したロッドが広がることで
 差がなくなることに不満もあるようだ。こちらは、誰もが今のキャスティングの
 何倍も上達して、釣りを知らない人から見ても華麗なる世界が広がって欲しいのだが
 世の中全部がスポーツカーになると、今までのスポーツカーはスポーツカーでなくなる
 ということかも知れないとも感じた。話しは戻るが、その日来られたガイドメーカーの
 総代理店のフライ歴の1年ほどある一人がダブルホールが出来ていないので 
 しっかりと教えました。もちろんロッドは針金のスネークガイドでは無く、その代理店で
 扱っているSiCガイドのSchmitt876でした。

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 2018 10  6

 本日東京から、ソルトでスプニングやベイトリールなどを使用してbルアーをやってる方が
 当方にお動画を見てるいて、本当に初心者でもダブルホールが瞬時にできて出来て
 30m以上飛ばせるようになるのかと訪ねてきました。ビギナーとはいえルアーの
 キャリアがあるので基本的なものは変わらず、ロッドのストロークンオ撮り方
 前後の角度、軌道を説明してフォルスキャストを開始するとダブルホールは
 1往復目から始まる。やはりバックで強く引かれる、オールSiCガイドの効果である。
 ダブルホールが出来れば、あとは30mは簡単。インターミデイトのスペイヘッドだが
 実際は40m近く飛ばせるようになった。もちろん、体験した本人は驚愕と上機嫌
この動画はアップするべく編集中だが、ゼロスタートからそこまでの所要時間
 約、20分、もちろん前後で「きれいなループも作ってのキャスティングである。

 ■ キャスティング ⇒ 動画 

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 2018 9 25

 ブログ U に記載のように、北海道胆振東部地震を、ほぼ震源地近くで体験してから今日で
 20日。やっと、精神的にも肉体的にも落ち着いてきたこの頃である。
 しばらく、キャスティングレッスンのお手伝いも、ご遠慮させていただいてきたが
 いつまでも、そのような状態でも失礼である。また、こちらに、これ無い方々が
 当方の動画のように、すぐにダブルホールが出来て、投げれるようにならないかという
 ご要望に応えて、独自のキャスティング解析書とロッド操作の写真などを入り交ぜた
 説明書が完成。おかげさまで、こちらに来られない方からも今まで習ったことや
 思っていたことと違い、とても簡単で、きれいなループも出来るし、遠くに簡単に投げれたとか
 楽に30mが出ましたとか感謝のメールが来ました。
 手首は閉じない、後方では脇は開くとか、今までの概念から言うと全く逆になりますが
 今までのは、スネークガイドのロッドがバックキャストでラインがロッドの根元に擦れるために
 バックラインが下がったりするので、手首を閉じるなどと窮屈な投げ方を教えたり
 後方で脇を開かないのでフライラインは頭の後ろにラインが流れて背中に当ったりしてる
 ことがありました。一番いけないのは、スネークガイドはバックキャストで
 ラインの受ける部分がガイド本体ではなく、ロッドブランクを擦って受け止めるので
 バックラインが垂れがちになったりするため、ロッドを後方に振りながら
 フライリールを外側に向ける人が多くいます。インストラクターという人やメーカーの
 宣伝動画でも殆どの人がそのようなキャストをしています。
 これは、とても危険でフライリールを外側に向けて振るとロッドティップも一緒に
 外に向き、フライラインは外側(サイド)に流れてエリアでは隣の人に大きな危険を与えます。
 また、ロッドの性能は正確な曲がりで最大限に発揮されるのでロッドの軌道は真上から見て
 前後で完全に直線的に動かすのがベストです。
 おかげで、このキャスティング虎の巻は好評で遠方の方には喜ばれています。

 北海道から帰ってから、いろいろと落ち着くまで5人ほど断りましたが、やはり実際に
 教わりたい方も多く、北海道から帰って来ての初レッスンは船橋から来られた
 S さんから始まった感じになりました。  一 渓
  
 ■ キャスティング ⇒ 動画

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 2018 9 6


 9月4日の宿泊は小樽運河の近くだった。疲れていて早く寝たので気づかなかったが、本格的な台風が夜中に
 速足で駆け抜けたみたいである。その影響で、この日予定していた支笏湖の釣りは小樽から札幌真駒内経由で
 抜ける主要道が支笏湖温泉手前で6kmにわたり崩落。釣りは断念して札幌から千歳を通り苫小牧に入った。
 途中のインディアン水車のある千歳川はココアのような茶色に濁り、鮭の遡上などは見れるはずもなく
 街路樹もあちらこちらで横倒しになっていた。9月5日の宿泊地の苫小牧に着いたのは7時近くになってからで
 その後、食事をしてから知り合いの女将のところで一杯ひっかけてから早めの帰路に就いた。予約のホテルは
 定宿で、この日は何故か最上階の部屋が割り当てられていた。夜10時近くに、バスタブに湯を入れて
 すぐに入る予定でいたが、疲れていた所為か8分目ほど湯を張った状態で栓を止めてそのまま眠ってしまった。
 翌日の未明、下から突き上げてくる大きな振動とキュ、キュ、キュとなる建物の不気味なきしみ音で目が覚めた。
 その後、大きく建物が揺れて、40インチのテレビも倒れた。ベットから降りれば大きな窓に自分が向かって
 飛んでいきそうな恐怖の中、とにかく耐えていた。長い、いつまでもおさまらない、とても長い時間に思えた。
 15階から見える街の明かりもすぐに消えた。震源地はここから20kmほどの近くであることはあとでわかった。
 しかし何分もしないうちに再び大きな揺れが来た。高い場所にいるので、その後も何度も何度も揺れがあるたびに
 振幅が以上に大きく感じられて余震が本震以上に恐怖に感じた。窓近くに寄って暗い街を覗くと
 停電した原因の苫東厚真発電所の煙突からは炉だけは動いているのか松明(たいまつ)のように火が出ていた。
 当然、本日乗る予定の羽田行きはもとより飛行機は全便欠航。ターミナルは閉鎖。返すべくレンタカー会社にも
 電話はつながらない。仮に車を返却しても空港近くの美々からはバスも電車も全線運休で移動の術がない。
 途方に暮れたまま、とにかく何か食べておかなくてはアクションを起こせないので、朝早くに1時間ほど並んで
 ドラッグストアーで手に入れたエースコック まる旨 小海老天そばに水を入れて15分待つ。
 もう一つはタンメンだったが、味は複雑すぎて途中でリタイア。シンプルな和風味の小海老天蕎麦は
 おかしな賛辞になるが、水との相性が抜群。ほどよいカリカリ感が絶妙で何故か冷たいだけでおいしく食べれた。
 缶詰のコンビーフをおかずに朝と昼を兼ねた食事を終えたとき、すでに9月6日の午後1時を回っていた。

 過去、旅行会社に勤めていた経験もあり、さらに釣りで旅なれてる自分であるはずが、停電、テレビは見れない。
 ラジオも持っていないので、唯一の情報は本州からかかってくる人からの心配の電話で北海道が
 どのようになってるかを放送してるテレビの内容を事細かく聞いて全道が停電であることなどを知った。
 アイパッドがインターネットにまともにはつながらない中で、帰りの飛行機は10日まで空きはない状態で
 あることが確認できた。苫小牧からのフェリ−も全く望みがない。もちろん新幹線も在来線もバスも動いて
 いなかったが、とにかく函館まで行けば何とかなるような気がした。そうと決まったら、じっとしてはいられない。
 信号のない街に飛び出し、まずはレンタカー会社に向かった。左右から飛び出す車に警戒しながら走ること1時間。
 本当は30分で着くくらいの距離なのだが、何件か空いているガソリンスタンドに並ぶ車の渋滞に阻まれての
 結果であった。そんな中、震源地安平に最も近い場所にある美々のオリックスレンタカーに着いたのは
 13時30分くらいであった。

 返却の約束の時間は3時間ほど過ぎていたが、ここで返すわけにはいかない。バスも運休。
 列車も運休、飛行機も全便欠航。空港も閉鎖。休む場所も確保できないだけでなく、車を返せば
 勇払原野の中を走る何もない国道を彷徨(さまよ)わなければならない。
 様々な心配が頭の中をめぐるなかで、レンタカーの返却の応対に出た女性に
 函館まで行って、新幹線の復旧を待つか、フェリーに並んで青森に渡りたいことを告げる。
 そのために、貴社の函館の営業所まで、追加で借りて乗り捨てたい旨を述べると
 こんな時だから、延長料金も乗り捨て料金も要りませんので、ご自由に使ってくださいと
 言ってくれて、函館の営業所に連絡をとっておくことを伝えてくれた。この美々の営業所も
 殆ど、震源地に近い場所でおそらくは自分の家や家族なども大変なさなかに違いないのに
 天使のような女性に勇気づけられた。本当に何と暖かい応対なのだろう。
 結果的に北海道の人がすべからずそうであるような印象になった。

 午後3時近くになったが、信号のない国道を函館まで250km走ることになった。
 並走する高速道路ももちろん止まっている。室蘭など都市部では、交差点の
 わずかな箇所に交通整理が出ているのと、どのような方法で灯してるのかわからないが
 信号が作動してるところもあった。白老までの間に開いていたGSは何か所か
 見受けられたが列には何処も50台以上が並んでいた。レンタカー会社も停電で
 給油機は作動しておらず。車の計器の推定走行距離は残り100km以内だった。
 そんな中、苫小牧を離れて郊外に出ると反対車線ではあったが、竹浦のGSが
 開いていて車列も8台ほどしかなかった。すぐ先でUターンして並んで20リットルという
 制限はあったが無事給油が出来た。この後、時間的にもまともに給油が可能な場所は
 無くガソリンの売れ切れなどで開いているGSは函館まで3件しか眼にすることが
 なかった。

 途中のところどころで、セブンイレブン、ローソンなどを覗くと中に品物が見えるが
 ドアには震災の為に休業の文字が張ってあるところが殆どである。
 そんな中、顧客満足度で毎年1位のセイコーマートだけがあちらこちらで営業をしていた。
 もちろん、残ってる食べ物は少ないが、レジもオフラインで対応できるもので
 停電でも使えるみたいである。再びコンビーフの缶詰を2缶、お菓子を1袋購入。
 先にツルハ薬局で買ったカロリーメイトも2箱もってるのでこれでも充分である。
 しばらくは安心な感じがした。
 地域密着型のセイコーマートは北海道に行くたびに好きになったコンビニである。
 地元ならではの食品も多くあり必ず寄る店でもある。いつの間にか日も暮れて
 本当に何もない民家の明かりさえ漏れてこない道を移動してるのだという
 実感がわいてきた。物流で行き交うはずのトラックも殆ど走っていない。
 当然、バスなど1台も眼にすることもなく、タクシーを2度見ただけである。

 明日のこともわからぬままに、函館の手前の北斗市に着いたのは19時半頃である。
 レンタカー会社までの道すがら、真っ暗な街の中で宿泊先を探すがすべて断られた。
 ポケットワイファイでつながったフェリー会社はとにかくターミナルに並んでみないと
 明日のフェリーに乗れるかどうかはわからない。超満員状態で予約は一切不可で
 あるという答えのみが返ってくる。希望の持てない答えに途方に暮れてばかりでも仕方ない。
 明日、あるいは明後日になるかもしれない新幹線の青函トンネルの開通に賭けてみた。
 
 レンタカーの北斗営業所に着いたのは閉店間際の20時5分前。男性スタッフの方が
 懐中電灯をかざして入口に待っていてくれた。遅くなったことを詫びながら
 宿泊先がないことを告げると、美々の営業所から連絡があったことを告げられ
 今夜は営業所内の駐車場で借りている車の中で寝てください。追加料金も要りませんと
 言ってくれて、さらに真っ暗な中は不便だろうと、本人が使っていた懐中電灯を
 置いて帰った。その後、早朝に函館周辺の電気は回復して、駅舎の中に
 8時から6時間ほど待ち14時前の臨時列車に乗り新青森経由で自宅に帰ったのは
 この日の夜、20時頃だった。

 行きはよいよい、帰りは恐い、、、、、2日間に及ぶ難民生活は辛かったが
 もっと、辛いのは余震の恐怖である。現地での余震は震度6もあり、さらに体に
 感じる地震がホテルを出るまでの間に40回以上もあった。
 今でも、時々ベッドが動いたような錯覚にトラウマ状態になる日が続いている。

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 2018 9 5


 小樽を出てから支笏湖で釣りをしようと真駒内経由で道道 253号線を南下!ところが途中で
 看板があり!支笏湖温泉に向かう千歳市の道道では土砂崩れが発生し、約6.6キロにわたり
 通行止めとなりました。とありがっくりでした。
 札幌に戻り、千歳経由で苫小牧に入る、そして王子製紙経営のこちらのホテルの最上階に宿泊!

 
 
 この日未明。3時8分に 北海道胆振地方東部地震の震源地から20kmしか
 離れていない、この場所での恐怖の時間がやってきて、この後3日間の難民生活と
 脱出劇が開始されるのである。

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 2018 9 4 

 この日は、うに丼が僅か¥1500円で食べれる、北寄カレーでも有名な苫小牧の
 マルトマ食堂に行った。ウニ丼はウニの量が少ないので¥1.300円に負けてくれたが
 丼ブリの表面に7割は充分にあった。特別なのは、寿司屋では握りで一貫¥700円は
 くだらない、大型のボタンエビの刺身が1匹¥100円の特価であったので
 思わず3匹頼んでしまった。過去のどのボタンエビよりも大きく甘くおいしかった。
 そんなこんなで、小樽方面の出発が遅れ、大型のニジマス狙いの余市川の
 ポイント近くに着いたのは、午前11時だった。やるき満々だったが台風の接近による
 折からの強風と川の濁りも凄く断念。前から気になっていたTOMO PLAY PARKの
 フィッシングエリアで憂さ晴らしと相成った。

 フライをやるこちらの、とても親切な若い知的な感じの美人スタッフに声をかけられ
 こちら流のダブルホールを伝授。少しはできていたそうですが、やはりスネークガイドとの違いを
 実感して感動していた。とにかく親切で感じの良い遊び場です。
 魚の平均サイズも大きく、ネィテブで引きは強く、そして良く釣れます。
 千歳からもさほど遠くなく。小樽、札幌からも近く、リーズナブルで時間釣りもあり
 余市川や尻別川、赤井川の自然渓流の釣りの合間にも楽しめます。 
 
 ⇒ 動画 

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 2018 9 3 

 今回は、千歳に着いた飛行機が遅れ、レンタカーの手配を終えてから
 札幌の人と待ち合わせた千歳市内の公園まで、約束より20分遅れで
 付きました。心地よく待っていてくれた Kさんと合流。経験はあるが
 フルラインは出ないということで、まずはシングルハンドのSchmitt8116に
 40mの長さのSchmitt WF6F PAC W でキャスティング開始。
 あとで、別口の動画で紹介しますがダブルホールは完成して
 30m以上飛んだところで、本来の、サイエンティックアングラースの
 WF6Fのフルライン、26mにチェンジして挑戦。
 結果、フルラインは最初から簡単に出た。

 ⇒ 動画

 その後、バックスペースも充分な湖などにも行かれてるようで
 ダブルハンドにも興味を持っていただいたので
 軽さと飛びの両立と。操作性抜群のSchmitt DH1307−7XXを
 試していただく。あとの映像でわかるが12mの長さのヘッドは遥か
 彼方にターンして落ちていく。30ポンド、50mのモノフィラの残量から
 推定して50mは超えていた。お蔭様で理解が早く、アドバイス通りに
 すぐに実戦できる方でわずかな時間でも、逆にこちらが参考になるほどの
 キャスティングを見させていただいた思いです。
 DH1204-6XXもお買い上げいただきありがとうございました。

 実はこの翌々日北海道胆振地方東部地震の震源地から20kmしか離れていないところで
 寝ていて述べ3日間の被災難民になることは考えてもいなかったことである。

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